| マンションのルーフバルコニーを庭園にしようと思います。工法、注意点を教えて下さい。 | |
| 1.マンションのルーフバルコニーを利用する場合、基本的に屋上面を加工して固定する物は設置できません。また、ルーフバルコニーに人留めのフェンスがありますので、その外側に設置することもできません。従って、フェンスの内側に土留めの立ち上がりを設置し、土壌を盛ります。狭くとも土壌の下には排水層と防根対策のシート等を設け、また、土留めの立ち上がりは必ず2mに1ヵ所以上の排水孔を設置します。居室とルーフバルコニーの間の防水立ち上がりは、外周に比較して低い場合が多く、この立上がり面に直接土壌が触れる構造は極力避けなければなりません。どうしても触れる場合は、この部分に土壌表面の水を速やかに下部の排水層へ流下させる資材を設置します。 2.ルーフバルコニーの積載荷重は全面的に緑化をしようとした場合は通常60kg/m2しかありません。部分的には床荷重で180kg/m2、梁荷重で130kg/m2です。非歩行等でそれだけの耐荷重がない場合もあるため、設計事務所等に確認して下さい。高木を用いるような本格的な緑化はまず無理と考え、芝やセダム類などの緑化やプランター等簡易な方法での部分的緑化とします。 3.台風時の風圧力を計算する必要があります。ルーフバルコニーは積載荷重の制限から軽量の緑化しか載せることができません。一方ビルの屋上にかかる風圧力は、緑化基盤の自重をはるかに超える場合があります。屋上やルーフバルコニーでは物を持ち上げようとする力(負圧)が大きいことが特徴です。したがって、緑化する場所にかかる風圧力を計算し対策をたてた緑化計画が不可欠となります。そのビルを設計した設計事務所などに確認を取ることが重要です。 4.ルーフバルコニーの場合、排水のルーフドレインはフェンスの外側にある場合が多く、点検、清掃を忘れがちです。ルーフドレインの詰まりによる水溜り、漏水等のトラブルが発生した例がありますので、必ず定期的に点検、清掃を行ってください。 5.全面を緑化することも可能ですが、ウッドブロック、ゴムチップブロック等でイスやテーブルを置くなど、作業できるスペースを確保した方が多様な利用ができます。荷重の関係で大きな樹木を植えることは難しく、芝生や家庭菜園、ハーブ園、花壇等の利用が多いようです。 6.一部に庇の下になる部分がある場合、ここは雨水や夜露が当たらず植物の生育が悪くなります。この部分には植栽することを避けた方がよいのですが、植栽する場合は降雨があっても雨水が掛からないので、必ずこまめに灌水して下さい。 |
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