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Q. 中層の既存ビルで、防水層の改修を計画しています。改修に伴い屋上緑化を考えているのですが、その方法を土壌、植物等具体例を出して教えてください。
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Q. 1.防水層の改修方法としては、防水の押さえコンクリートをそのまま残し、その上に新たな防水層を設ける場合と、押さえコンクリートと古い防水層を撤去し、新たな防水層を設ける場合があります。押さえコンクリートを撤去するしないにかかわらず、防水押さえのコンクリートを設けない軽量な防水工法が各種開発されています。緑化を行う場合、その分荷重が増すので、このような軽量防水工法を採用する方が良いでしょう。押さえコンクリートを撤去した場合、この重さ分(厚さ6cmで約120kg/m2)が利用可能な荷重にプラスされます。

2.通常のビルで防水層の上に押さえコンクリートがある場合、その上部での積載荷重は60kg/m2で計画されていると考えられます。建築の設計者、施工店に確認し、建物の構造上特に問題ない場合は、この60kg/m2以内であれば緑化可能です。屋上全面でなく一部を緑化する場合、または、全面でも部分により土壌厚を変える場合、梁荷重130kg/m2、床荷重180kg/m2の制限内での緑化が可能です。押さえコンクリートを撤去した場合、〔120kg/m2+60kg/m2〕で180kg/m2程度までの緑化が可能です。

3.屋上緑化の重量で最も多くを占めるのは土壌です。次に植物、排水層と続きますが、建築物の立ち上がりを利用せず土留を設ける場合、この重さも計算する必要があります。排水層は多くの製品・材料がありますが、骨材系を除けば1m2当たり1kg以下、植物は中木、低木で1m2当たり25kg程度、芝で5kgとなります。自然土壌の湿潤比重は1.6倍程度ですので、土壌厚10cmで160kg/m2となり、押さえコンクリートを撤去しない場合、芝であっても一部のみの緑化となります。軽量土壌を使用すると湿潤比重0.8程度ですので、芝であれば全体の半分程度、セダム類であれば全面的な緑化が可能です。低木を交えた植栽の場合はレイアウトの工夫を前提として全体の2割程度となります。押さえコンクリートを撤去した場合、軽量土壌を使用すると全面的に土壌厚22cm程度で背丈の高い草花の緑化が可能になり、部分的には高木や水を使用した本格的な庭園が可能になります。

4.樹木は通常高さ2.5mで40kg程度ですが、軽量に養生された樹木では半分以下のものもあります。屋上緑化には乾燥、風に耐性のある植物(例:樹木ではオリーブ、ゲッケイジュ、コニファー類等、草物ではゼラニューム、セダム類、コウライ芝等)が適しています。しかし、灌水装置を設置する、土壌厚を増やす等で植栽基盤をしっかり作れば、よほど乾燥や風に弱い植物以外は植栽可能です。
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