特定非営利活動法人 屋上開発研究会会長 福澤 武 いま、都市再生や都市観光というキーワードの下に、まちづくりを巡って画期的な試みが採りいれられております。それは建物を含めた環境全体を複合的な演出空間として、集客や賑わいの場にしてゆこうとするものであり、特筆すべきはNPOがその環境全体の運営に関わってきているという事実であります。 例えば、丸ビル周辺のまちづくりでは、大丸有エリアマネジメント協会というNPOが環境づくりや文化の再生を通じて集客に大きな役割を果たしており、従来では考えられなかったNPOの新しいモデルとも言えるものが形成されつつあります。 まさに、まちづくりはソフトの時代に入ったのです。20世紀がハードな“鉱物の時代”とすれば21世紀は、植物による緑化に加え、太陽や風などの自然エネルギーや人々の“まちづくりエネルギー”を活用する時代なのです。 このたび、研究会では屋上価値開発という大変魅力的な新市場の開発テーマを掲げました。これは従来の屋上緑化中心から、壁面緑化を加えた中低層空間への有機的な連携による緑のネットワーク化と、その多目的利用を図ることによる新領域の開拓を意図したものであります。 今後、研究会はユニークな異業種の組み合わせによる「まちづくりNPO」を目指しつつ、屋上利用技術の研究、利用価値開発の研究、維持管理手法、人材育成等に邁進し、皆様方ともども新しい分野の発展に貢献できればと考えております。 |
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